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アタシ、どうやらバカみたいね。

待ってるの。




あなたからの電話を待ってるの。





机の上のラジカセから深夜のラジオが流れてる。




流行りのラヴソング。



こんなの聴きたくない。







ああ、今夜も眠れない。








深夜0時ちょうど、携帯が鳴った。



と思ったら、ワン切り。



もう!なによ!










表示を見たら、あの人じゃなくて


シュウ兄からだった。






折り返し電話をかけると、シュウ兄は笑っていた。




「なんで、こんな夜中にかけてくるの?




タクヤかと思ったじゃないの。」






「いや、すまんすまん。まだ起きてるかと思って。



お前あてに高校の同窓会の案内が来てたぞ。



7月31日の16時から、南第三公民館の大ホールだそうだ。」




「うん、わかった。」




「それで、タクヤ君とはうまくいってるのか?」





「それが、ケンカしちゃって、それきり会ってないの。




電話もメールも来ない。」






「そうか。どっちが悪いとかじゃなくて、




とりあえず、あやまっとけばいいじゃないか。




ヤスヨはいつも向こうから、あやまってたぞ。」





「ヤスヨさんは人間がデキテルのよ。



アタシはそうじゃないの。」





「じゃあ、このままでいいのか?」





「そんなわけないでしょ。




タクヤが電話をかけてきて、



あやまってくれれば、それでいいのに。」





「それができるなら、ケンカになんかなってないと思うぞ。」




「もう、うるさい!切るよ!」



プップッ。ツーツー。ピッ。





ああ、タクヤ、いまごろ何してんだろ。




いびきでもかいて寝てんのかな?





それとも他の女と…………。




ぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃ………。







ぁあ、インソムニア。







こんなアタシのことアイツはどう思ってんだろう。





ああ、ラジオの放送。終了しちゃった。










と、電話が鳴った。



ああっ、タクヤっ!!





ピッ。





「ああ、言い忘れてたけど招待状、送っといたぞ。」




シュウ兄かよっ!!ちぇ。





「もう、そんなことで電話しなくてもいいよ!」





「おおう。すまんすまん。じゃあな。」





ピッピッ。






ああ、もう日が昇る。



バカみたいね。アタシ。





でも、自分は、そんなアタシが好き。




タクヤに惚れてる、アタシが好きなの。




ちなみにシュウ兄はキライよ!







と、電話が!









「タクヤっ!待ってたのよ。電話。」






「ごめん。サクラ。俺が悪かったよ。」





「わかればいいのよ。」




「シュウさんに言われたんだ。あやまったほうがいいって。」





「え。………。」







シュウ兄。大好き!!





アタシ、どうやらバカみたいね。










SHISHAMO

「深夜のラジオ」







THE END











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