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勇者の恋敵 「ガライ」

ビエイたちが、はじめて会った日も、旅の道中も。





ガライは銀の竪琴をずっと大事にかかえていた。





ある時、ビエイは、


その竪琴を弾いてくれないかと頼んだが




ガライは弾いてはくれなかった。





「これは、亡くなった私の妻が後生大事にしていたものです。




 まもの使いで吟遊詩人だった私の妻の魂が



 呼び寄せるのでしょう。



 この竪琴の音色は魔物を呼び寄せるのです。」





「えぇぇ。なんと!……。




 まもの使いというのは天空の血筋でなければ



 なれないと聞きました。あなたの奥様とは?」






「名をフローラといいました。




 資産家の令嬢でしたが、私と会う以前に



 叶わぬ恋をしたと言っていました。



 私たちは双子の男の子と女の子を授かりました。



 彼女の父は巨大な魔物の封印されたツボを



 代々受け継ぎながら守っていたのですが



 ある者が封印を解いてしまい、伝説の勇者の一家が



 その魔物を倒したのだそうです。」







「おお。それはルドマン氏のことではありませんか。



 私とモスガが旅の途中立ち寄った街で一夜の宿を



 提供してくださいました。



 フローラさんの恋の相手は


 伝説の勇者の父親ではないでしょうか。」





「勇者の父親か、私ではとても、かなわないわけだ。



 彼女の心にはいつも誰かが


 いたような気がしてならなかったのです。」





そう語った、笑顔のガライのその手は、


弾けない竪琴をいとしげになでることしか


できないでいたのだった。




天空の血を引く、亡き妻フローラとはまさに



竜王の血筋に名をつらねるものであった。




「そうだ、ルドマンさんが天空の血を引いているなら



 天空の塔について何かしっているかも!」





三人はルドマン氏の住む街、サラボナへ向かった。








宇多田ヒカル


「 time will tell 」




持ってる人はここで聴いてみて。





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