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神様、神様。聞いてください。

神様、神様、お願いです。

















僕は、もう泣きたくない。


強がりな僕は、いつも涙をこらえています。

約束を破った少女と約束を果たしたオバケ

…………………。

…………………。


昨日から雨だ。


美術室で一人残って、肖像画を描いていた俺は


突然、扉が開く音に振り返った。



「ちょっ!なんだー、もっちんか。


 びっくりさせんなよ。手元が狂ったやろぉー」



「あっっと、ごめんごみん。トラジ、あれ?


今度の文名展、出品しないゆーてたん、ちゃうの?」


「出すために描いてんじゃねーよ。自己鍛錬だ!」


「ふーん。トラジのトラはトランクスのトラ。」


「俺はパンツかよ!」



「ちがうよぉ。ドラゴンボールで未来から


来るっちよー。トランクス。」




「ドラゴンボール?ああ、空飛ぶスーパーサイヤ人か。


 そういや、お前。トランクスのイラストうまいよな。」




「トラジもトランクス描いてんの?」


「ちげーよ!自画像だ。絵の練習っつったら


基本だろ!自画像!アホか。モテコ!」



「その呼び方やめてよ!アタシ、


全然モテへんねんから!……


それ、すごく良く描けてるやん。出品めんどうなら、


アタシが手続きとか搬入とかしたげるよ?


出しなよ。文名展。賞取れっかもよ?」




「ぜってーやだ!!もしもお前が出したらぶっ殺す!!」



「わかったよ。もう、怖いこと言わないの。殺すなんて……


準備室のオバケの噂、思い出しちゃったじゃない。」



「気にすんな、俺がついてる。トランクスが。( ̄∇ ̄)ハッハッハ(笑)」



「何よ、その笑い……。(´∀`*)ウフフ(笑)


じゃあ、アタシが自分の自画像出そっかな。文名展に。」



「いいんじゃね。お前のほうこそ賞取れっだろ。」



「ちょっと、髪の毛、紫に塗ってんじゃないわよ!


真面目にやんなよ!」



「トランクスっつったのお前だろ!」



ってところで、また再び扉が開いた。



「お前たち、下校時間だぞ!帰れ帰れ!」


美術部顧問の石川先生だ。天然ボケが受けて


生徒にはわりと人気がある。全然怒鳴ったりしない先生なので


俺も嫌いじゃない。が、好きなわけない。



「トラジ君、モトコさんを送ってあげなさい。


もう、暗くなってるからな。」



「はいはい。わっかりましたー。」


「あ……、ありがとう、……。トランクス。」


「このオタク少女め。

ドラゴンボールフィギュア、プレゼントしてやるっ!!」


「え、マジで?ありがとー、ホントに?約束だよ?」


「ははは。('ω')ノ」




さ、帰ろ帰ろ。と傘を広げて二人で歩いた。



傘を広げているので、


二人並ぶと車道にはみ出す。



「俺が車道側歩くよ。俺はスーパーヒーロー


トランクスだから、女子を守る。」



「うわ、歯の浮くセリフキターーーーー。


でも、ありがと…………。」


と、その時!

プワッッブップップーーーー!!!



と、突然クラクションの音が響いた。




「あ、トラジーーーーーーーー!!!」




痛みは一瞬、感じただけだが、物凄く痛かった。



その物凄い痛みに、俺の意識が飛んだ。







…………………、

…………………、

…………………。






私はトランクスの腕に抱えられて


空を飛んでいた。



岩陰に私を降ろすと、トランクスは


後ろから来た、モンスターにむかって


剣を抜き、勇敢に立ち向かっていった。




トランクスは、モンスターを倒すと、


私のところへ駆け寄ってきた。


すると、彼の顔が突然トラジに!………。



そこで目が覚めた。





彼が私をかばって、亡くなってから一週間がたった。



私は、彼との約束を破って、彼の描いた自画像に


私の後姿を描き足して、絵を完成させて


トラジと私の連名で文名展に出してしまった。


なんとなく、私の髪の毛は、ピンク色にしてみた。





その絵は、文名展の奨励賞をとったのだった。


「複雑な思春期の恋と友情を描いたのかな?」


と、表彰式で表彰者のコメントがあったとき、


私は、思わず涙してしまった。



彼と私の連名の共作としての出品だったので、


そう思われたのだろう。




その日の夜、床についた私は、また夢を見ていた。



……………。


美術室の扉を開けると、


キャンバスに向かっていたトラジが振り返って笑った。



トラジのオバケ!

ごめん!勝手に絵を出品しちゃって。

でも、よかった。全然、怖くない。



「トラジ…………。」




と、目が覚めた。




ああ夢か。

あれ?廊下の明りがつけっぱなしだ。



廊下に出ると、玄関の荷物受けに、


小さな箱が置いてあった。


あれ?私宛だ……。



箱を開けてみると………。



ドラゴンボールのフィギュア!!

しかもトランクス!!


あの言葉、ただの冗談じゃなかったんだ。





<誕生日おめでとう。助川トラジ。>


メッセージが添えてあった。



私はトランクスのフィギュアを抱きしめながら、

一人泣いた。


どこかで、鈴虫が泣いている。


もう、秋かな?





初秋なのに、とても、蒸し暑い夜だった。






オバケが出そうな夜だった。







イメージソング


 家入レオ 「WE」から


 
「オバケのなみだ」





She saw Ghost of trunks !!

wwwwwwwwwwwwwww

 

THE END





あとがき     いしかわ ゆきひろ



どぅぉゃ?泣いたっしょ。泣いたっしょ?


自分も書いてて泣いてしまった。



「オバケのなみだ」にあう

お話を書いてと

頼まれたような気がしたので

書いてみました。


まあ、良かったです。

泣ける話が書けて。



これ、誰かアニメ化してよ!短編作品で。


あ、でも、版権いるじゃん。ドラゴンボールのw


じゃあ、無理かぁぁぁぁぁぁぁw!

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